IBC岩手放送

こちらはJR横手駅です。新しくて大きな駅舎です。 この駅舎の2階に、「閲覧注意」なチョコレートを売っている自販機があると聞き、やって来ました。 階段を上り、改札のあるフロアである2階へ・・・ 【写真を見る】JR横手駅に「閲覧注意」なチョコを売っている自販機があった!とりあえず食べてみました。そのお味は?　秋田 ん?前の方で女性が食い入るように見ている、あれかな? ということで近づいてみました。 秋田犬のぬいぐるみや、缶入りの横手焼きそばなどが売っていて、なかなか楽しそうな自販機です。 !!!!謎の商品が!（反射で見づらくてすみません） なになに「幼虫チョコ」? これが「閲覧注意」のチョコレートですか。 そこで早速購入して、食べてみることにしました。 幼虫チョコは2個で900円。え!意外と高いな・・・。 ちなみに、筆者は小さい頃からおばあちゃんにイナゴの佃煮を作ってもらい「おいしい。おいしい」といって食べていた人なので、昆虫を食べることにあまり抵抗はありません。 パッケージにを開けて取り出してみると、意外とかわいい。 パクッ!あ、おいしいですね。ザクザクする歯ごたえも楽しい。 と、思った次の瞬間・・・・ ん?なんか刺激的な味が!これは何だ?もしかして・・・ というわけで、「幼虫チョコ」の製造・販売元である小松屋さん（横手市）に電話して、代表取締役の小松貞吉さんにお話を聞いてみました。 （幼虫チョコを買って食べてみたら、刺激的な味がしたんですが?） 「ああ、それはオレンジピールですね。幼虫の口のところに入れてあります」 （あ、虫の味じゃないんですね。ザクザクするのは虫の歯ごたえ?） 「いえ、コーンフレークを入れてあります」 そうか、虫じゃないんだ。ホッ。 （ちなみにこのチョコ、本物の幼虫は入ってるんですか?） 「いえ、入っていません。形を似せてあるだけですよ。毎年、横手では夏休みの時期に『昆虫展』というのを開くんですが、15年以上前、会場に来られた人に買っていただくお土産品として作ってみたところ好評で、以来ずっと作り続けています」 ちなみに幼虫チョコは味にこだわり「クーベルチュール」という高級なチョコレートを材料に使っているそうです。 この自販機でもコンスタントに売れ続けているとのこと。

そこで小松さんに聞いてみました。 （『昆虫展』開催期間以外だと、どんな時期によく売れますか?） 「バレンタインデーにはすごく売れますよ。自販機だけでなく、わざわざお店に来られて『幼虫チョコ』を買っていかれる女性もいます」 なるほど、幼虫チョコから愛が芽生え、大きく羽ばたくように、かな? と、書いてはみたものの、ロマンティックかどうかは筆者には判断つかず・・・。 恋する2人の世界観にお任せします。 ま、ぬいぐるみあり、昆虫チョコあり、焼きそばありで、見ているだけで楽しくなる横手駅の自販機。 これからもこの場所で横手の人たちの気持ちを和ませて欲しいと思います。