最近、高速料金所に現れた「ETCサポート」って何だ? 知らないと困る「サポートレーン」の用途とは。
ETC専用料金所は今後、さらに増える?
国土交通省と高速道路会社6社が2020年に発表したロードマップを見てみると、2025年度中に首都高では現在の35か所から160か所程度(全体の9割)まで順次拡大、NEXCO東日本では首都圏(圏央道とその内側)で90か所程度(同7~8割)まで拡大、NEXCO中日本では首都圏で20か所、中京圏で60か所(ともに同8割)まで拡大、阪神高速では5か所から一気に110か所(同8割)を、NEXCO西日本では70か所(同7~8割)までの拡大を予定している。つまり、ここから一気にETC専用料金所の導入が加速されるということになる。さらに2026~2030年にかけては、国内の高速道路全線でETC専用料金所を拡大する予定だという。 国土交通省の統計によると、2023年11月の時点でETC利用率は94.6%に達している。利用率が低い車両区分は「軽自動車」が85.9%なので、おそらくこれはバイク利用者のETC非搭載車が一定数いるためと思われる。しかし他の車両区分で現金を支払っているという人たちも、ETC専用料金所の導入に伴い、現金支払いとETCではさらに料金設定に差が開くことが予想されるため、この流れには素直に従った方が賢明と言えそうだ。
文=KURU KURA編集部