インフルエンザのピーク前倒しで「B型」早くも増加傾向に おう吐など消化器系に症状【ひるおび】
■感染のピークはいつ? 伊藤院長によると、インフルエンザのピークの時期は全体的に先行しています。 【A型(pdm09、香港型など)】 例年⇒1月末~2月 今年⇒1月中旬 【B型(山形系統、ビクトリア系統など)】 例年⇒2月~3月 今年⇒2月上旬~中旬 年末年始は家庭内での感染が主流でしたが、8日から新学期が始まる学校も多いので、学校での感染が増えてくるのではないか、感染拡大はまだ続くのではないかと見ています。 インフルエンザに限らず感染症対策として、手洗いやうがい、換気、人混みでマスクをすることが大事です。帰宅してからの、口の中を清潔にする歯磨きや、表面のウイルスを落とすシャワーなども有効だということです。 ■薬の状況はー 恵俊彰: 薬は足りているんですか? 伊藤院長: 抗インフルエンザ薬は何とか足りています。 ただインフルエンザが大流行する前から不足していた「せき止め薬」「たん切り薬」「抗生物質」の、特に大人のものは不足していると感じています。 例えば500mgのたん切りの薬の処方を出すと、薬局から「200mgと300mgの組み合わせでいいですか」などの問い合わせが多くなっています。「解熱剤」もそうなってきているので、全くお薬がないという状況ではありませんけれども大人用の錠剤の決められた量のお薬がないということは多々あるので、ギリギリの状態で今繋がってる状態なのではないかと思います。 また市販の解熱剤を選ぶ際の注意点として、 一部の解熱剤は小児に起こりやすいインフルエンザ脳症のリスクが高まるので、インフルエンザが疑われるときはアセトアミノフェンの解熱剤を選ぶとよいということです。 弁護士 八代英輝: いろいろ品不足になっている薬もあるので、早めに自分での対策も必要ですし、症状を感じたらお医者さんに診てもらうことも必要ですね。 (ひるおび 2025年1月7日放送より)
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