江口のりこ「ただ、お湯に入りたい」空き時間が1~2時間あれば温泉へ「ゆっくりぼ~っとするのが好き」
行きたいのは城崎温泉。地元なのに行ったことがないから
――お休みの時にも温泉に行くことはあるのでしょうか。 それもたまにあります。緑があるところに行きたいと思ったら、自分で車を運転して行ったりします。 ――お気に入りの温泉地はありますか? (栃木県の)那須塩原や(長野県の)松本の奥の方に行ったりします。車で行けるところが多いですね。 ――江口さんにとっての“理想の温泉旅行”はどんなものでしょうか。 理想の温泉旅行か……やっぱり美味しいご飯も食べたいですよね。そういえば、那須塩原の温泉がすごく好きで、何回も行っているのですが、いつも眠れないんです。2泊すると1泊目は寝られなくて、2泊目でやっと少し寝られる感じです。ご飯が美味しくて、お湯も気持ちいい。ただ、なぜか絶対に眠れないんです。 ――それは不思議ですね。 そうなんです。寝られないなといつも思うけれど、それでも好きだから、今度は大丈夫かなと思ってまた行く。そうしたらやっぱり寝られない。なんなんでしょうね。 ――睡眠は大切ですからね。那須塩原のほかの宿に泊まってみるのもいいかもしれませんね。 それもいいかもしれないですね。その宿は本館をはじめ3つぐらい棟があって、いつも同じところに泊まっているので、ちょっと変えてみるのもいいかも。 ――江口さんがまだ行ったことはなく、これから行ってみたいと思う温泉地はありますか。 兵庫県の城崎温泉ですね。あの辺りは地元ですが行ったことがないので、今になって行ってみたいと思っています。 江口さんの温泉への思いは軽やかで日常的な感覚のもの。何も考えず、ただ湯船に浸かり、温泉でのんびりと心と体をリフレッシュする。日々の喧騒から解放される時間は格別なもの。出向いた土地で行きやすい場所、という縁とタイミングが合えばすぐ行く、という江口さんのスタイルなら、これまで知らなかった温泉と出会うこともできるだろう。 江口のりこ(えぐち・のりこ) 1980年4月28日生まれ、兵庫県出身。00年に劇団「東京乾電池」に入団、02年に『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』で映画デビュー。20年の映画『事故物件 恐い間取り』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。近年は19年の『愛がなんだ』、22年の『ツユクサ』『川っぺりムコリッタ』、23年の『BAD LANDS バッド・ランズ』、24年は主演作『あまろっく』、そして『お母さんが一緒』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』『プルーピリオド』など。 TVドラマは「時効警察」シリーズ、「半沢直樹」など出演多数。
あつた美希