ご当地給食を商品化 「たこぺったん」スーパーで販売開始 「レモン漬け」食品メーカーがタレ開発
日テレNEWS NNN
子どものころの懐かしい“あの味”が、続々と商品化されています。地元で愛された“ご当地給食”が大手スーパーで販売されるなど、商品化が広がるその理由を取材しました。 ◇ みなさんに聞きました。「思い出の給食メニューはなんですか?」 大阪出身(40代) 「王道にカレー」 東京出身(10代) 「揚げパンです。じゃんけんで取り合いです」 山梨出身(20代) 「ほうとうとか」 沖縄出身(30代) 「沖縄そば。沖縄の味を思い出すから」 みんなが大好きな王道メニューから、“地元”を思い出すご当地メニューまで。いまも“恋しくなる”給食が、食卓に広がり始めています。
「試食もあるので、ぜひ食べてみてください!」 先週から、東京・大田区の大手スーパーで販売が始まったのは、大田区の学校給食「たこぺったん」。溶いた小麦粉に、たこやキャベツ、コーンなどをまぜて揚げた、ご当地メニューです。
「たこ焼きを食べたい」というリクエストから作られた「たこぺったん」は、約30年もの間、地元で愛されてきました。しかしなぜ、給食のメニューが“スーパーのお総菜”に仲間入りしたのでしょうか? イトーヨーカドー大森店店長 西川晃石さん 「大田区の魅力を発信していきたいということのなかで、大田区の学校給食だったり魅力を発信できれば良いなと」 大田区に眠る魅力を発信するため、学校の給食メニューの販売を始めました。去年8月に期間限定販売をしましたが、「少し味が違う」との指摘が。
そこで、給食の味を再現するべく協力を仰いだのが、実際に食べている地元の子どもたち。店は去年9月ごろから味の率直な意見を聞いたり、話し合いを重ねながら、約半年かけて再現に成功。試行錯誤が重ねられた味です。 お客さん 「まだたべた~い!」 お客さん 「毎日食べても飽きないかもしれないね」 完成した「たこぺったん」は、誰もが納得の味になりました。