「あれだけ補強して14位は容認できない」テン・ハーグ解任、マン・Uレジェンドの見解は?
マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督が解任されたことについて、クラブのレジェンド2人が見解を明かした。 【順位表:プレミアリーグ】マンチェスター・Uは14位に… 2022年夏にエリック・テン・ハーグ監督を招聘したマンチェスター・U。同指揮官の下でカラバオカップとFAカップを制して6年間の無冠に終止符を打ったものの、プレミアリーグでは大苦戦。昨季はクラブ史上ワーストとなる8位で終わると、今シーズンは第9節を終えて14位に沈むなど厳しい状況が続いている。 そしてウェストハムに敗れた(1-2)翌日の28日、マンチェスター・Uはテン・ハーグ監督の解任を発表。後任は決まっておらず、当面はアシスタントコーチを務めていたルート・ファン・ニステルローイ氏がチームを率いることが発表された。 この解任について、クラブのレジェンドであるギャリー・ネヴィル氏は『スカイスポーツ』で自身の見解を明かした。 「より円滑な移籍市場を経て、彼らには十分なパフォーマンスを発揮できる力があり、エリク・テン・ハーグは一定の安定性を得られるだろうと感じていた。だが、14位という順位は容認できない。これだけの投資をしておきながら、9試合か10試合を終えて14位にいるというのは、重大なプレッシャーを受けずにはいられない状況だ。そしてそれが現実となってしまったんだ」 「違う結末を望んでいたよ。マンチェスター・Uのファンも、監督が職を継続し、夏に示された信頼が報われることを望んでいたと思う。しかし、そうはならなかったんだ」 またネヴィル氏の元チームメイトであり、クラブレジェンドの1人であるリオ・ファーディナンド氏は、YouTubeチャンネルで今回の件について思いを口にしている。 「彼らは監督を留任させ、シーズンが始まり、最初の2~3試合では新しい兆しが見え始めていると実際に感じていた。しかしリヴァプールに負けてから、立ち直ることができなかった。まるで3ラウンドでパンチを受けてダウンしたボクサーが、その後、立ち直れずに12ラウンドまでの道のりで毎ラウンドノックアウトされ、ダウンを喫するようなものだった。そして、ついにこの時が来た。最終ラウンドで監督の試合は中止となり、今や我々は新しい方向に進むことになると思う」