韓国での開幕シリーズを終えたドジャースの大谷翔平選手が、間もなくアメリカ・ロサンゼルスに到着します。こうした中、現地メディアは、違法賭博疑惑で解雇された通訳の水原一平氏が「当局の捜査対象になっている」と報じました。 大谷選手らドジャースの選手を乗せたチャーター機は、この後、日本時間22日午後1時半ごろ、ロサンゼルスの空港に到着する予定です。水原氏の解雇について、大谷選手が初めてコメントするか注目されていて、空港には多くのメディアが集まっています。 韓国での開幕シリーズを終えたドジャースの選手らは、日本時間22日未明、ロサンゼルスに向けて出発しましたが、その際も大谷選手は水原氏の解雇についてコメントしませんでした。 スポーツ専門メディア「ESPN」によりますと、水原氏は、パドレスとの開幕戦が終わった後、クラブハウスで選手らを前に、「ギャンブル依存症である自分がすべて悪い」などと告白したということです。ただ、解雇に至る詳しい経緯は明らかになっておらず、地元・ロサンゼルスのファンからは、困惑の声が聞かれました。 地元ファン「LAにとってはとても悲しいニュースだ。もし大谷が通訳とのスキャンダルに巻き込まれたら悲しい」 ――Q．今後の展開はどうなるのでしょうか？ スポーツメディアの「ジ・アスレチック」によりますと、メジャーリーグ側は現時点で、「大谷選手は処罰の対象ではない」との認識を示しているということです。 一方、水原氏についてAP通信は、アメリカの国税庁にあたる機関が、水原氏が犯罪捜査の対象になっていることを認めたと伝えています。捜査当局の報道官はこれ以上の情報提供はできないとして詳細を明かしておらず、今後、捜査の行方が大きな焦点となります。