ドローンの空撮人気じわり ── 墜落の危険性、もしもの時の対応は?
万が一事故を起こった場合保険などはあるの?
一方で、もし、万が一事故を起こった場合保険はあるのだろうか。 個人の趣味で飛ばして楽しむ分には、日本ラジコン電波安全協会のラジコン保険もあるが、業務となるとそれは適用されないという。 「昨年くらいから問い合わせが多くなり、全国各地での契約が増えてきている」と話すの業務用での保険を扱う代理店の担当者。保険の申込者は個人・法人で内容はさまざまだが、まずは使用目的など簡単な質問書(使用目的など)の提出を求め、それを見て保険が適用されるかどうかを保険会社が判断するという。 これまでの例を聞くと、テレビのCM関係でタレントを使って撮影時に、タレントがケガをした場合など高額賠償となる可能性があるため、断ったケースもあるという。 だが、販売者・使用者・保険代理店などは口をそろえて「人のいる場所では使用しないことですね」と話す。人の目線では不可能な位置から撮影できる優れもの。防災・救援活動に導入することを決めた消防本部もあるなど魅力的な代物だが、利用者が安全にモラルを持ち、万が一の想定なども考えて上で使うことが、今後の利用価値を高めていくのではないだろうか。