MLB今季展望…ア・リーグ西地区は連続世界一を狙うレンジャーズが強力打線は健在も、故障続きの先発陣が不安材料
韓国・ソウルでのドジャース・パドレスの開幕シリーズに引き続き、28日(日本時間29日)に北米でのレギュラーシーズンがスタートする。ア・ナ両リーグ各地区の展望を占った。 ★ア・リーグ 【東地区】昨季101勝したオリオールズが豪腕バーンズを獲得、オープン戦も30球団最高の23勝6敗と快調で連覇の可能性が高い。菊池雄星所属のブルージェイズは強力打線もあって続く。レイズはマクラナハン、フランコと投打の主軸を欠き苦しい。サイ・ヤング賞コールが出遅れ必至のヤンキースは移籍のソトとジャッジの大砲コンビ次第。吉田正尚のレッドソックスは期待のジオリト離脱で厳しい。 【中地区】前田健太、アーシェラ加入のタイガースはオープン戦も20勝9敗と好調で勢いがある。ビーバー、マッケンジー復調気配のガーディアンズ、実績あるベテランのワカ、ルーゴの先発陣を補強したロイヤルズが追う展開か。昨季の地区Vツインズは前田とともにFAのグレイ放出が響き連覇は難しそう。ホワイトソックスはチーム再建のシーズンと見る。昨年38発打ったロベルトの本塁打王なるかが数少ない楽しみだ。 【西地区】連続世界一を狙うレンジャーズは強力打線は健在も、故障続きの先発陣が不安材料。アストロズは257勝右腕バーランダーが出遅れもの投打のバランスそろい地区V筆頭候補。昨季1勝差で3位に終わったマリナーズの投手陣はリーグ1の防御率を誇り、打線の奮起次第で2強を越える可能性も。大谷翔平放出のエンゼルスは現役最年長ワシントン監督の采配に注目。アスレチックスはまたも苦しいシーズンとなるか。
報知新聞社