ラ・リーガ特有のノスタルジー…得点ランキング首位はベリンガムで16ゴール「メッシ&CR7時代以降で30ゴール到達ゼロ」
ラ・リーガの得点ランキング首位に立つはジュード・ベリンガムだが…。 今季のラ・リーガで得点ランキング首位に立つは、レアル・マドリーが目玉補強として獲得したイングランド代表MFジュード・ベリンガム。[4-3-1-2]のトップ下で起用されることにも助けられ、22試合で16ゴールを叩き出す。 弱冠20歳とは思えぬゴール前での落ち着きに、“上には上がいる”と痛感させられるわけだが、このベリンガム、2月18日の第25節から5試合中4試合をケガと出場停止で欠場しているなかでも、得点ランキング首位をキープしたのだ。 この事実に少なからず寂しさとノスタルジーを募らせるは、スペイン『Relevo』。「ベリンガムは最近ほとんどプレーしていなかったのにまだトップだ」と前置きしつつ、2人のスーパースターが得点王を争った時代を懐かしむ。 「リオネル・メッシ(バルセロナ)とクリスティアーノ・ロナウド(マドリー)が得点王を争った時代…クリスティアーノが46ゴールを叩き出しても個人賞に届かないシーズン(2011-12)があった…レオが1人で50ゴール奪ったからだ」 「そんな時代は過ぎ去った。レオかクリスティアーノがいない以上、得点王の称号はあの頃より容易に手に入る。昨季のロベルト・レヴァンドフスキでさえ23ゴール…2人が去って以降、30ゴールに到達した選手は1人もいない」 『Relevo』が過去を遡ったところ、第30節時点で得点ランキング首位が16ゴール(ベリンガム)というのは、2001-02シーズン以来22年ぶりとなる低い水準。この時は、マドリーの名FWフェルナンド・モリエンテス氏が、第30節時点までに16ゴールをマークしていたという。(※1) (※1)01-02シーズンの最終的な得点王は、21ゴールのディエゴ・トリスタン氏で、この数字は21世紀以降で最少 もし仮に、ベリンガムに限らず得点王が21ゴールまで到達しなかった場合、21世紀以降で最もゴールが少ない得点王ということに。 ベリンガムはそもそも攻撃的MFなので、16ゴールの時点で立派だが、ベリンガムよりネットを揺らす選手がいないのは、際立ったストライカーが現在のラ・リーガにいない証か。 ◆ラ・リーガ得点ランキング(23-24) 1位 ベリンガム 16得点(マドリー) 2位 マジョラル 15得点(ヘタフェ) 2位 ブディミル 15得点(オサスナ) 4位 モラタ 14得点(アトレティコ) 4位 ドフビク 14得点(ジローナ) 6位 レヴァンドフスキ 13得点(バルセロナ) 6位 セルロート 13得点(ビジャレアル) 6位 グルセタ 13得点(アスレティック) 9位 ヴィニシウス 12得点(マドリー) 9位 ウーゴ・ドゥーロ 12得点(バレンシア)
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