パートを始めたいけれど通院が多く健康面に不安があります。3ヶ月くらいで辞めるつもりなら扶養から外れずに働けるでしょうか?
社会保険加入には傷病手当などの保障が手厚くなるメリットも
扶養を外れて社会保険に加入すると、社会保険料の負担が発生し、収入面で損をするようにみえます。しかし、社会保障が手厚くなるメリットがあることも知っておきましょう。 例えば、健康保険に加入することで、病気やけがの療養で仕事を連続する3日間を含み4日以上休む場合に、給与の3分の2の金額の休業手当を最大1年半受給できるようになります。表題の方のように健康面の不安がある場合には、大きな安心につながるでしょう。 また、出産手当を受給できる、厚生年金保険への加入によって、障害年金や老齢年金が手厚くなるなどのメリットもあります。毎月の手取り額は目減りするものの、長期的にみれば恩恵のほうが大きい可能性もあるのです。 社会保険への加入がもたらすメリットにも目を向けて、働き方をよく考えてみましょう。
扶養を外れずに働ける条件を確認しよう
配偶者の扶養を外れずにパートタイムで働くには、雇用期間や労働時間、収入などさまざまな条件をクリアする必要があります。扶養を絶対に外れたくない場合は、条件をきちんと整理したうえで、確実に扶養内で働ける仕事を探しましょう。 また、社会保険に加入することで得られる、社会保障面のメリットは少なくありません。扶養内で働く場合と扶養を外れる場合の両方をシミュレーションしてみて、働き方を検討するとよいでしょう。 出典 厚生労働省 配偶者の扶養の範囲内でお勤めのみなさま 厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト 社会保険適用拡大よくある質問 厚生労働省 社会保険加入のメリットや手取りの額の変化について 日本年金機構 短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部