サウスゲートは少なくとも1年間は指導者に戻らず「いい決断を下すためには時間が必要」
元イングランド代表監督のガレス・サウスゲート氏は、少なくとも1年間は指導者の役割に戻らないようだ。『BBC』が伝えた。 現在54歳のサウスゲート氏は、2016年にイングランド代表の監督に就任すると、イングランド代表を2大会連続でEURO決勝に導くことに成功。加えて、2018年のワールドカップでは4位入賞を果たし、タイトルこそ得ることができなかったが、素晴らしい成果を残した。 ただ、7月のEURO決勝でスペインに敗戦。その試合をもってイングランド代表の監督を辞任し、現在はフリーの状態となっている。 最近はマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督の将来が不透明となっていることで、新監督としての名前も挙がっている。そんな中、木曜日にアテネで開催されたヨーロピアン・クラブ・アソシエーション総会で、サウスゲート氏は即座に指導者に復帰する可能性を否定している。 「少なくとも来年は指導者として活動しないことは確か。いい決断を下すためには時間が必要だ。大きな役割から離れた時は、体と心に時間をあげる必要がある。今の生活を楽しんでいるので、急ぐ必要はない」 また、元リヴァプール監督のユルゲン・クロップがレッドブルのグローバルサッカーの責任者として復帰することを発表した件については、「幸運なことに様々な機会が訪れている。サッカーのビジネス面は本当に興味深い」と語り、「ハーバード大学で講演を依頼されたし、刺激的な人生経験がたくさんある。54歳になり、これからの10年から15年の人生が楽しみだ。本当にやる気を持って過ごしたいと思う。最も重要なのは良い決断を下すための時間を自分に与えることだ」と自身の思いを口にしている。