団長安田「ヘルメットかぶってや」自らの体験もとに訴え
団長安田「ヘルメットかぶってや」自らの体験もとに訴え 撮影:岡村雅之 編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
大阪府や府警本部、大阪市などで構成する府交通対策協議会がこのほど、大阪市中央区のなんばウォーク二番街クジラパークで、自転車の安全利用を呼びかける自転車マナーアップキャンペーンを開催した。11月の自転車マナーアップ強化月間事業の一環で、「自転車芸人」で知られる安田大サーカス・リーダーの団長安田らが交通ルールの順守やヘルメット着用の重要性をアピールした。 【拡大写真付き】団長安田 最初で最後…勘三郎さんに気付かされたあの夜
団長安田が「自転車マナーアップ1日啓発隊長」に
協議会を代表して大阪府の担当者が「大阪府では自転車の事故が交通事故の3割を超えている」と指摘したうえで、「自転車は身近な乗り物。1人ひとりが自転車を安全利用することで、自転車事故をなくせる。ぜひ協力してください」と、自転車の安全利用の徹底を呼びかけた。 続いて、自転車を愛用する「自転車芸人」として知られる団長安田が登場。「自転車マナーアップ1日啓発隊長」に任命された後、府警交通安全教育班と交通安全教室を開いた。 団長は地元の幼稚園児らと、自転車の交通ルールに関するクイズ対決を展開。クイズの合間に、交通安全教育班のスタッフが、自転車を運転する際に安全を確認する方法などを、自動車の模型や自転車を使って分かりやすく指導した。
事故時着用の割れたヘルメット示し「僕を助けてくれた」
また、団長は自身が自転車走行中に落車する事故に遭遇した際、ヘルメットを着用していたため、命拾いをした体験を報告。事故時のヘルメットを示しながら、「ヘルメットが少し割れているが、ヘルメットが僕を助けてくれた。自転車に乗る時には必ずヘルメットをかぶってください」と、ヘルメット着用の重要性を真剣に訴えた。 このほか、現役専門学校生アイドルユニットChawChawのメンバーによるヘルメット・コーデ対決や、子どもたちがチャレンジできる自転車シミュレータ体験など、楽しみながら自転車の安全利用を啓発するイベントが繰り広げられた。 大阪府は4月、府自転車条例を施行。自転車保険の加入義務化(7月施行)、自転車の安全利用、交通安全教育の充実、交通ルール・マナーの向上を4本柱に、自転車事故防止に取り組んでいる。詳しくは大阪府の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)