選挙の面白さを伝える畠山理仁が見た泡沫候補の政策「江戸城再建、都民全員に3000万円配る」
都民全員に3000万円
「新藤さんは『人生で一回、2000万円を投資の資金として都民一人一人に渡します』と言っていたんですが、途中から3000万円になりました(笑)。なんで3000万円か聞いたら、『医学部を卒業するまでに必要な金額がだいたい3000万円くらいと知った』と。お医者さんになりたいのにお金がなくて断念する人がいては良くないから、自己投資として3000万円を自分の教育資金として使えるようにということです」 都民全員に3000万円をくれるとなると、都民が1500万人だとしても…莫大な額である。 「財源はどうするんですかって聞いたら、『東京都はもらってない地方交付税をもらいます』と。あと、ふるさと納税もやりますとおっしゃったので、『返礼品は?』と聞いたら、『東京ばな奈かな? 』って(笑)」 それだけの財源を期待されるなんて、東京ばな奈にはちょっと荷が重すぎるのではないだろうか。 ちなみにここまで登場した今回の都知事選の候補者名、あなたは一人でも知っていただろうか? 私は全員、初耳だった。そんな泡沫候補の間でこれほどめくるめく世界が広がっていたとは。もっともっと都知事選を全力で楽しむべきだったと後悔してももう遅い。 【後編】選挙ライターが語る「あのお騒がせ知事&市長陣営の、見過ごせない独特なノリ」は下の関連記事からご覧ください。
ENTAME next編集部