全国高校サッカー選手権大会応援マネージャー・月島琉衣「高校生のみなさんがサッカーに熱中している姿に感動」
【小学生時のサッカー経験 キャプテンも務めた】 ――月島さんはサッカー経験者とのことですが、あのリフティングチャレンジは衝撃的でした。「この子はガチだな」と(笑)。 はい。ガチでした(笑)。自分の最高記録は22回だったので、「20回を超えられたらいいな」と思っていたのに、実際にやってみたら熱くなって、全力になってしまいました(笑)。本当はもうちょっといきたかったですけど、結果、みなさんが歴代1位(19回)だとホメてくださったので、今は満足しています。 ――サッカーを始められたきっかけはどういうものでしたか? もともと走ることが大好きで、知り合いの友だちにサッカーをやっている子がいたので、一緒に入りました。 ――最初はフォワード(FW)だったと伺いましたが、どういうタイプのFWでしたか? とにかく前のほうにいて、ボールを追いかけていましたね。体力にも自信があったので、ずっと走り回って、チャンスがあれば点を狙っていました。 ――6年生になって、バック(DF)にコンバートされたんですね。 はい。FWの時はなるべく前を向いて、前に走ってという感じだったんですけど、バックは常に後ろのほうにいて、相手が攻めてきたら自分たちもそれに対して動くという感じでした。「チームを守らなきゃ」という責任感も違いましたし、相手が迫ってきた時の緊張感がありました。 ――しかもキャプテンもやられていたそうですね。 はい。やっていました。チームをまとめることはもともと好きなタイプだったので、みんなに声を掛けて、練習中もアドバイスしたりしましたし、すごくいい経験で楽しかったです。6年生は一番年上としてチームを引っ張っていく役割があったので、みんなで勝利できた時は、5年生までとはまた違った喜びがありました。
【選手の皆さんをサポートできるよう頑張ります!】 ――組み合わせ抽選会にも出席されていましたが、緊張されましたか? はい。生中継ということもあって緊張しました。いつ話を振られてもいいように、ずっと神経を働かせていましたね(笑)。でも、サッカーという競技を少し知っているからこそ、いろいろと聞かれるのもうれしかったし、抽選会では選手宣誓抽選の大役もまかせてもらって、すごくいい経験をさせていただけました。 ――選手宣誓が決まった大分鶴崎高校の志賀杏陸キャプテンも、すごくポジティブに受け止めていましたね。 選手宣誓が決まったことを喜んでくれていたのがすごくうれしかったです。チームメイトからも「引いてこい」と言われたとおっしゃっていたので、チームメイトの皆さんも喜んでくれていたらうれしいですね。 ――今後は高校サッカーにまつわるいろいろなことを取材されると思いますが、「こういうことを取材したい」といったテーマはありますか? 私は卒業されたキャプテンの方を取材してみたいなと思っています。 ――それは面白そうですね。 高校サッカーで活躍された方が、今はどう過ごしているのかとか、高校サッカーをやっていた時はどういう想いだったのかとか、今後のことをぜひ聞いてみたいです。あとは私がサッカーをやっていた時には、あまりコーチにいろいろお話を聞いたことがなかったので、監督の視点から選手の皆さんはどう見えているのかとか、どういうことを頑張ってほしいと考えているのかとか、機会があればそういう想いを聞いてみたいです。 ――月島さんにとって高校生の選手は同世代だからこそ、通じ合えるところもありそうです。 はい。同い年の高校2年生の選手は取材してみたいです。年上の3年生がいて、年下の1年生がいる状況で、選手やチームをどう見ているのかということも聞いてみたいです。 ――最後にあらためて応援マネージャーとして、どういう想いで高校選手権に関わっていきたいかを教えてください。 この冬、選手の皆さんが一生懸命サッカーと向き合って頑張っているなかで、皆さんの活力になるように、応援マネージャーの役割としっかり向き合いたいです。私は選手の皆さんの頑張りや努力を発信できる立場だと思うので、そういうことを伝えていきたいですし、「いま、ここ、全力」の気持ちで第103回大会を盛り上げていくために、最大限の力を尽くして頑張ります! 月島琉衣 つきしま・るい/2008年3月1日生まれ、神奈川県出身。雑誌『Seventeen』(集英社)専属モデル。2024年、日本テレビ系ドラマ『街並み照らすヤツら』に深川莉菜役で出演し、TBS系ドラマ「からかい上手の高木さん」では高木さん役で主演を果たした。第103回全国高校サッカー選手権大会の20代目応援マネージャーに就任。X:@rui_0301_Instagram:@tsukishimarui_official
土屋雅史●取材・文 text by Tsuchiya Masashi