「ザラ」がオリジナルカフェ「ザカフェ」をマドリッドでスタート 25年に大阪にも出店
ラムダンは、「『ザラ』のアイデアは、“ブランド・イン・ブランド”を作ることであり、包括的な目的は、店内に地元のインスピレーションを取り入れながら、顧客にショッピング以外の選択肢を提供すること」と話し、続けて「『ザカフェ』こそ、『ザラ』というブランド価値を高める。ブランドの高級志向と商品をハイスピードで提供するDNAの相乗効果により、今後、『ザラ』は“非常に危険な存在”になるだろう」とコメント。さらに、今回のプロジェクトを引き受けた理由については、「私の出身国であるモロッコは、700年以上スペインを支配していた。だから、スペインのブランドから声が掛かった時、『ノー』と言うつもりはなかった」とユーモアを交えて答えた。
また、彼は9月末に自身が経営する18のブランドや企業の拠点となるスペース「ワーズ サウンズ カラーズ&シェイプス(WORDS SOUNDS COLORS & SHAPES)」をパリのマレ地区にオープン。ここにも彼が監修するカフェ「ドライ ベルジェ ユートピア(Drei Berge Utopia)」が入っており、2025年1月のパリ・メンズ・ファッションウィーク中に正式オープンし、小林竜太朗によるホットドリンクとペストリーが提供される予定だ。
「ザラ」のほかにも、H&M傘下の「アーケット(ARKET)」や「カーハート(CARHARTT)」「イケア(IKEA)」マークス&スペンサー(MARKS AND SPENCER)などもカフェ事業を展開しており、これらは自社または外部業者によって運営されている。