古生物学を楽しく学ぼう 防府のソラールで「ポケモン化石博物館」[山口県]
特別展「ポケモン化石博物館」が、防府市寿町の市青少年科学館ソラールで開かれている。子どもたちに人気のゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場する「カセキポケモン」と化石・古生物を見比べて古生物学を楽しく学ぶことができる国立科学博物館など主催の巡回展で、県内での開催は初めて。2月24日まで。 アンモナイトやシーラカンス、カブトガニなど現実の世界の化石・古生物と、ポケモンの世界のカセキから復元されるオムナイトやジーランス、カブトプスといったカセキポケモンを並べて展示。それぞれの特徴などを解説し、科学の基礎となる観察と比較を楽しむことで、化石を手掛かりに古生物を研究する古生物学の魅力を紹介している。 ソラール限定の関連展示として、古生代から新生代まで各地質年代で多様な化石が産出される山口県のさまざまな化石を展示。国内最古とされる美祢の昆虫化石や、秋吉石灰岩から産出したアンモナイトの化石で新種として論文に記載する際に基準となった貴重なタイプ標本などが並ぶ。 特別展開催中の入館料は高校生以上800円、小中学生400円。未就学児は無料。休館日などの問い合わせはソラール(電話0835・26・5050)へ。