「クロエ」が戻ってきた!新デザイナーのデビューに安堵 サステナビリティは「継続する」
「クロエ」が忘れてはならないのが、前任者、ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)が推し進めたサステナビリティの取り組みだ。リサイクル素材使いといったクリエイション面に加えて、貧困地域の女性支援を目的とした手仕事の採用やBコープ認証を取得するなど企業のあり方を含めてアグレッシブにサステナビリティに取り組み、業界を牽引してきた。新生クロエのビジネスにおけるサステナビリティ方針の詳細は明らかにはされていないが、ショー後のインタビューで「サステナビリティに関する考え方は?」とカマリにたずねると「継続する」と即答。「ここ数年、『クロエ』は大きな功績を残してきて、それはビジネス、仕事の進め方に浸透している。環境負荷が低い素材使いや、私たちの価値基準に沿ったサプライヤーやパートナーと取り組みなど、基本的に全て継続する。本当に、信じられないくらいの成果を出しているから」。毛皮に見える素材は人工ファーを使用したという。今後は取り組みをどうアウトプットするのか、また新しい考え方や技術が次々登場しているサステナビリティだけにどうアップデートを続けるのかが注目だ。