元嘉風の中村部屋が6月に新設 二所ノ関から独立、友風ら転籍へ
日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で理事会を開き、中村親方(42)=元関脇嘉風、本名大西雅継、大分県出身=の二所ノ関部屋からの独立と、中村部屋の新設を承認した。6月1日付。幕内友風や名古屋場所で新十両昇進の嘉陽ら力士8人、呼び出し1人、床山1人が転籍。関係者によると、4月に閉鎖した東京都墨田区の陸奥部屋を使用するという。相撲部屋は44になった。 日体大出身で元アマチュア横綱の中村親方は2004年初場所初土俵。三賞10度、金星8個を獲得し、19年秋場所限りで現役引退した。所属した尾車部屋の閉鎖に伴い、友風らを連れて22年2月に元横綱稀勢の里が師匠の二所ノ関部屋に転籍していた。