井上直樹が「KOでも判定でも」と勝利に自信。王座獲得後のマイクは「何も考えてない。水垣さんと相談します」【RIZIN.48】
セミファイナルで行われる「バンタム級タイトルマッチ」に出場する井上直樹(Kill Cliff FC)が「KOでも判定でも」と王座獲得への自信を見せた。井上はキム・スーチョル(韓国/ROAD GYM WONJU MMA)と王座決定戦という形で対戦する。 試合に向けてはコーチを務める元UFCファイターの水垣偉弥氏が仮想スーチョルとなって対策を立てていることを合同公開練習の際に明かしていたのだが、この日も「しっかり準備してきました。技術的にもメンタル的にもしっかりコーチの方がついてくれて準備してきたつもりなので、しっかり試合で発揮されればいいかなと思います」と水垣氏のもと順調に調整が進められたことをうかがわせた。 スーチョルについては「タフで根性があって、粘り強い」と評したうえで、試合展開については「KOでも判定でも決まるようにはしっかり準備した。結果がどうであろうと、やってきたことを全て発揮できればいい」と語った。「判定でも」というのはどろどろの削り合いのような展開になってもスーチョルを上回る動きができるという自信から。 王者になった暁には「外国人選手とか、強い選手がいればやっていきたいという気持ちもあります」、ベルトへの思いについて問われた際にも「ベルトというのは特別なもの。RIZINバンタム級の中で強さの証明にもなる。しっかり獲って活躍していきたい」と語るようにベルト獲得後についても口にした。 もっともスーチョルを破った後のリング上での王者としての第一声については「何も考えてないです。あと2日でちょっと、コーチと相談して。銀行がついてるので変なことも言えないので(笑)。水垣さんに任せます」とのこと。 この「銀行」というのは、井上がイメージキャラクターを務めている横浜銀行のこと。格闘家が銀行のイメージキャラクターに抜擢されるのはなかなかないのだが「いや、本当にスポンサー契約したときも全然実感がわかなくて。うれしいことですし、光栄なことだと思います。銀行がつくってイメージ的にもなかなかないこと。自分がクリーンなイメージを持っている証明にもなるのでありがたいです」などと語っている。