ウィリアム英皇太子、この1年は「過酷」 キャサリン妃は公務復帰へ
【AFP=時事】英国のバッキンガム宮殿は、キャサリン皇太子妃が今週末、チャールズ国王と共に戦没者の追悼式典に出席すると発表した。ロンドンでの公式行事出席は、がんを患ったキャサリン妃にとって、化学療法を終えてから初の主要な公務となる。 これに先立ちウィリアム皇太子は7日、キャサリン妃とチャールズ国王が共にがんを患い、闘病生活を送ったこの1年について、「過酷」で、おそらく自分の人生で「最も困難な」年だったと振り返った。 自身が創設した環境賞「アースショット賞」の関連行事で南アフリカを4日間訪れたウィリアム皇太子は、最終日の会見で、「正直言って、大変な1年だった。おそらく人生で最も困難な年だった」とし、「他のすべてのことを乗り切り、順調にこなしていくのは本当に難しかった」と語った。 「2人が成し遂げたことを思うと、妻を誇りに思うし、父のことも誇りに思う」と続けた上で、「しかし、家族という個人的な観点から言えば、本当に過酷だった」と話した。 ウィリアム皇太子はまた、英国のホームレス問題に取り組むために自身の慈善財団による5年事業にも取り組んでいる。 「いろいろなことをひたすら、こなしていくしかないし、進み続けなければならない」とする一方で、「仕事を楽しんでいるし、自分のペースを守り、家族のための時間も確保している」と続けた。 健康問題に加えて、王室は依然として、ヘンリー王子との確執という問題も抱えている。 国内メディアによれば、ウィリアム皇太子とヘンリー王子は2年間、直接話をしていないという。【翻訳編集】 AFPBB News