酒井大成×樋口幸平、『キングオージャーVSドンブラザーズ』台本に「なんだコレ?」まさかのシーンに貴重な経験
樋口:今の段階ではまだ言っちゃいけない「ネタバレ」シーンが一番印象に残っているんですけど(笑)、それ以外だと……僕ら(ドンブラザーズ)の衣装ってめちゃくちゃ「普通」なのに対して、キングオージャーはみんな衣装がカッコいい。今回、キングオージャーの世界に入った僕たちの誰が衣装で対抗できるのか、って考えてみたけど、みんなダメでした。普通なチームとお金持ちのチームの、見た目の差が激しい。それも僕らの味だと思いながらやっていました。 酒井:キングオージャーもドンブラザーズも全員死んでしまって、ハーカバーカにみんなが集まってにらみ合うシーンだよね(笑)。あのシーンは僕も強く印象に残っています。ドンブラザーズのみなさんが僕らのことをめっちゃ笑わしに来るもんですから! 樋口:あったねえ。 酒井:ドンブラの背中越しにキングオージャーの向きを撮るとき、自分たちの表情が映らないのをいいことに、ギャグを仕掛けてくるんですよ。 樋口:そうそう。顔で笑わせるんじゃなくて、ヒロさん(鈴木浩文:キジブラザー/雉野つよし役)とかが独特な動きでね。あくまでも芝居の流れで。 酒井:あの動きは、芝居じゃなかったように思うんだけど……(笑) 樋口:芝居です! お芝居(笑) 酒井:そんなこともあってみんなの笑いが絶えず、意外なほどスッと打ち解けて楽しく撮影ができました。 ■■キョウリュウレッド・竜星涼から ――同時上映となる『キングオージャーVSキョウリュウジャー』では、ギラが獣電戦隊キョウリュウジャーと「対決」することになります。今や多方面で活躍されている人気俳優の竜星涼さんが10年ぶりにキョウリュウレッド/ダイゴを演じられると話題を集めていますが、お2人は竜星さんにどんな印象を持たれていましたか。 樋口:僕はキョウリュウジャーとの共演がなかったから、残念でしたね。でも『ドンブラザーズ』を撮影しているころ、スタッフさんからよく竜星さんのお話を聞く機会がありました。『キングオージャーVSキョウリュウジャー』がどんな風になっているのか、観るのを楽しみにしています。