「すごく感動した」2011年マブズ初優勝時の映像を初めて観たトンプソンが決意新た「勝利するためにここに来たんだ」<DUNKSHOOT>
2011年の優勝時、マブズにはファイナルMVPに選ばれたノビツキーを中心に、ジェイソン・テリー、ジェイソン・キッド(現ヘッドコーチ)、ショーン・マリオン、タイソン・チャンドラー、バレアといった実力者たちがおり、彼らが見事嚙み合ったことでプレーオフを勝ち抜いた。 昨季のマブズもファーストラウンド、カンファレンス・セミファイナル、カンファレンス・ファイナルでいずれもレギュラーシーズン50勝以上をマークした強敵を倒してファイナル進出という、NBA史上5チーム目の快挙を達成。 ファイナルでボストン・セルティックスに1勝4敗で敗れたことで、2011年以来の優勝こそ逃したものの、ルカ・ドンチッチとカイリー・アービングを中心とした布陣で十分合格点を与えられる快進撃を見せた。 その悔しさを胸に、今季はウォリアーズで4度の優勝経験を持つトンプソン、ウイングのナジ・マーシャル、クエンティン・グライムズらを加えてリベンジに臨む。トンプソンは2011年の映像が新たなモチベーションになったと明かしている。 「クールだったね。ダラス入りしたんだから、コートに立った時にはあの映像を頭の片隅に入れておきたいね。僕はこの街を向上させて勝利する助けをするためにここへやって来たんだ。これ以上に最高な感情なんてないね」 トンプソンらを獲得して充実のオフを過ごしたとはいえ、マブズが今季リーグ制覇できる保証はない。それでも、このチームの歴史をポジティブに捉えてモチベーションにする34歳のベテランの存在は、好影響を及ぼすのではないだろうか。 文●秋山裕之(フリーライター)
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