去就が注目される三笘薫

　イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドの日本人スター獲得は条件次第のようだ。 　英メディア「TEAMTALK」は、マンUが来季に向けて「攻撃陣を活性化させる」ためにウインガーの獲得を検討していると指摘。スペイン1部レアル・マドリードのブラジル代表FWロドリゴや、同1部バルセロナの同FWラフィーニャらに加えて、イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表MF三笘薫（27）と、スペイン1部レアル・ソシエダードの同MF久保建英（24）をリストアップしていると報じた。 　同メディアは、三笘については「比較的無名だったが、今ではプレミアリーグでも最高のウイングの一人に成長した」とし、マンU以外にもリバプール、アーナセルが「この日本人を支持している」という。また久保に関しても「Rソシエダードに加入し、過去2シーズンにわたって傑出したパフォーマンスを披露した選手」と伝えていた。 　ただ、マンU側にも問題がある。同メディアは「マンUは夏の移籍市場でジェイドン・サンチョとメイソン・グリーンウッドの放出を検討している。アントニーも8500万ポンド（約172億5000万円）の移籍金を正当化することにも苦労している」と指摘するように、放出候補や余剰人員の整理が最優先となっているからだ。 　クラブ側は3人の現金化を希望しており、売却が進まないことには補強も進められないようで三笘や久保の獲得もすぐには動けないとみられる。欧州の移籍市場が本格化するのは欧州選手権（ドイツ）が終了する7月中旬以降になるが、今夏に三笘と久保のステップアップは実現するだろうか。