韓国 きょうのニュース(9月10日)
◇政府 医学部定員増に合わせ支援本格化 政府は大学医学部の定員の増員に合わせて、来年から2030年まで計約5兆ウォン(約5326億円)を投じ、医学部の教育環境改善に乗り出す。国立大医学部の教授を3年で1000人増やすとともに実験·実習の先端機材の購入を助成する。一方、国立大病院を集中的に支援し、地域の必須医療の拠点として育成する。教育部と保健福祉部は10日、これら内容を柱とする「医学教育環境改善のための投資案」を発表した。 ◇31大学の医学部 推薦入試の願書受け付け開始 教育部は10日、39ある大学医学部のうち、31校が2025学年度の大学入試の随時募集(推薦入学に相当)の願書受け付けを9日から開始したと発表した。志願者数は受け付け初日から募集定員を上回り、医療界側が主張する25学年度からの「増員の白紙化」は事実上不可能になったとみられる。願書の受け付け期間は大学ごとに異なり、9日から13日までの3日間以上となっている。 ◇ソウルに猛暑警報 9月の発令は初めて 気象庁は10日午後4時をもってソウル全域に猛暑警報を出した。2008年に猛暑に関する警報・注意報の発令を始めてから9月にソウルに猛暑警報が出されるのは初めて。猛暑警報は日中の最高気温35度以上が2日以上続くと予想された場合に出される。気象庁によると、「秋の猛暑」は11日にピークを迎え、2日間ほど気温が一時的に下がるものの、15~16日にはチベット高気圧が再び勢力を拡大し朝鮮半島を覆って気温が上昇する見通しだ。その後、秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の17日から気温が下がり、暑さが和らぐ可能性がある。 ◇中国サッカー協会 孫準浩を永久追放に 韓国プロサッカー・Kリーグ1部の水原FCに所属する元韓国代表MFの孫準浩(ソン・ジュンホ)選手が中国のプロサッカーチーム、山東泰山に所属していた昨年5月に八百長への加担などの疑いで公安当局に身柄を拘束され、今年3月に釈放されたことに関連し、中国のサッカー協会は10日、「司法機関が認めた事実によると、元山東泰山選手の孫準浩は不当な利益を得るために正当でない取引に参加し、サッカーの試合を操作して違法な利益を得た」とし、同選手を永久除名(永久追放)にすると発表した。孫選手は八百長への加担や山東泰山への移籍を巡る金銭授受などが取り沙汰されていたが、本人はこれらの疑惑を強く否定したとされる。 ◇北朝鮮ごみ風船による火災 軍が対策準備 北朝鮮がごみなどをぶら下げて飛ばした風船が原因とみられる火災が発生したことを受け、軍が対策を講じていることが分かった。軍合同参謀本部は10日、「風船に取り付けられた発熱タイマーが風船と積載物(ごみ)を分離する過程で、熱線を作動させ火災が発生した可能性があるとみている」と明らかにした。合同参謀本部によると、風船にぶら下げられたビニール袋の中にはごみなどが入っており、ビニールを燃やしてごみを落下させるためのタイマーが取り付けられていた。タイマーは一定の時間が過ぎるとビニールに熱を加える装置で、起爆装置とは異なる。軍の関係者は「火災発生の正確な原因は現在、関連機関が捜査中」とし「軍と警察が協力して被害を最小化するために必要な対策を講じている」と話した。
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