【MLB】ポスティングでメジャー移籍を目指す佐々木朗希の契約は1月15日以降に 2024年の契約可能期間が終了
日本時間12月16日午前7時(=米東部時間12月15日午後5時)、2024年のインターナショナル・サイニング・ピリオド(=国際契約期間)が終了した。メジャーリーグでは各球団が海外のアマチュア選手と契約できる期間を定めており、日本プロ野球からのポスティング移籍でも25歳未満の場合は対象となる。2025年の国際契約期間は日本時間1月15日午後11時(=米東部時間1月15日午前9時)にスタート。よって、佐々木朗希がメジャー球団と契約できるのは、日本時間1月15日午後11時以降となる。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 日本プロ野球の千葉ロッテマリーンズからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す佐々木は、すでに正式にポスティング公示されており、45日間の交渉期間がスタートしている。2024年の国際契約期間が終了する日本時間12月16日午前7時までにどこかの球団と契約を結ぶことも可能だったが、以前から報じられていた通り、2025年の国際契約期間でメジャー球団と契約を結ぶことを選択。よって、佐々木は2025年の国際契約期間がスタートする日本時間1月15日午後11時から、45日間の交渉期間が終了する日本時間1月24日午前7時までのあいだに、どこかの球団と契約を結ぶことになった。 2024年ではなく2025年の国際契約期間で契約することのメリットは、各球団と時間をかけて交渉できることに加え、千葉ロッテにより多くの譲渡金を残せる可能性があることだ。メジャー各球団は毎年、国際契約期間で使える契約金の総額に上限が定められている。2024年の国際契約期間で使える契約金は、大半の球団がすでに大部分を使い果たしており、佐々木と契約する場合は余らせている残額で契約するしかなかった。2025年になれば、契約金の使用状況はリセットされるため、各球団はより多くの契約金を佐々木獲得のために使用することができる。よって、2024年より2025年の国際契約期間で契約したほうが譲渡金の金額も大きくなる可能性が高い。 ただし、佐々木争奪戦に関しては、契約金の多寡は重要なファクターにはならないとみられている。各球団が使える契約金の枠にはそれほど大きな差がないため、起用法や育成プラン、チームの将来性など、金額以外の要素が争奪戦の行方を左右することになるだろう。本命ドジャース、対抗パドレスとの見方もあるが、少なくとも現時点では全30球団にチャンスがある。将来のエース候補と言われる逸材を手に入れるのは、いったいどの球団だろうか。