【おひとりさま】現役時代の平均年収「400万円」なら65歳から厚生年金を月いくらもらえる?手取り額をシミュレーション
老後資金を準備する方法
老後資金を貯めるための方法をご紹介します。 ●NISA NISAは、投資で得られた利益に税金がかからない制度で、その分手元に多くの金額が残せます。 2024年1月から新制度がスタートし、主に次のような点が変更されています。 ・非課税保有期間の無期限 ・口座開設期間の恒久化 ・非課税保有限度額が1800万円に(成長歳枠は1200万円まで) ・年間投資枠はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円に拡大 ・つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能 対象年齢は18歳以上なので若いうちから始められる一方、非課税保有期間が無期限され非課税保有限度額が1800万円に拡大されたことから、リタイア前後の方も利用しやすい制度です。 また、旧NISAではつみたて投資枠(旧:つみたてNISA)と成長投資枠(旧:一般NISA)のいずれかを選択する必要がありましたが、新NISAでは併用が可能です。 ●2.iDeCo iDeCoは、掛け金の拠出や運用を自ら行って、老後資金を準備する私的年金制度です。20歳以降65歳未満(※)の方が加入でき、国民年金の被保険者区分によって拠出限度額が異なります。 iDeCoには3つの税制優遇措置があります。 ・掛金は全額所得控除の対象 ・運用益は非課税で再投資される ・受取時は「公的年金等控除」や「退職所得控除」の対象 また、転職や離職した場合は、移換手続きをとって持ち運びができます。 なお、60歳になるまでは引き出しができないことに注意が必要です。 ※一定の要件あり ●先取り貯蓄 NISAやiDeCoは元本保証がされないため、なかなか踏み出せない方もいるでしょう。そのような方は、金融機関で先取り貯蓄をする方法がおすすめです。 先取り貯蓄とはその名の通り、先に取って貯蓄に回す方法で、給与が振り込まれたらすぐに貯蓄に回し、残りの金額を1ヵ月の生活に充てる方法です。 自動積立定期貯金(金融機関により名称は異なります)を利用すれば、毎月決められた日にちに、あらかじめ決めた金額が自動で引き落とされ積み立てられます。貯蓄が苦手な方でも、着実に貯蓄ができます。