静岡県で線状降水帯発生 関東も本降り 帰宅時間帯も交通機関に影響のおそれ
気温は横ばい 明日は再び真夏日続出
東京都心など、気温は朝から横ばいの所が多くなっています。このあと夜にかけても、22℃前後で経過する見込みです。昨日27日より8℃くらい低いですが、湿度が高くムシムシしそうです。半袖+軽めの羽織る物で調整しましょう。 あす29日(土)は、朝までに雨は止み、日中は晴れて、再び真夏日続出となるでしょう。ただ、午後は山沿いを中心に、にわか雨や雷雨にご注意下さい。
大雨時の危険な場所
大雨時、安全を確保するために以下の点に注意してください。 ①河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。 ②運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。 ③山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。 ④地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。 ⑤上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。
日本気象協会 本社 福冨 里香