ソウル市庁舎近くで歩行者に車突っ込む、9人死亡　運転の60代男性を拘束

韓国・ソウルで1日夜、車が歩行者らに突っ込む事故があり、少なくとも9人が死亡した。警察が発表した。 警察によると、事故は午後9時30分ごろ、ソウル市庁舎近くの交差点で起きた。 韓国の聯合ニュースは、車を運転していたのは68歳の男性で、信号待ちをしていた歩行者に突っ込んだと報じた。 死者のほか、少なくとも4人が負傷し、病院に搬送された。 警察は事故について調査中で、今後、死傷者数が増える可能性があるとしている。 車は歩行者に突っ込む前、道路を逆走して車2台に衝突していたと、地元メディアは伝えた。 運転者は現場で拘束された。報道によると、車が急に加速したと警察に話しているという。 現場で6人の死亡が確認され、別の3人は事故によるけがで後に死亡した。 経済協力開発機構（OECD）が最近発表した韓国の交通安全に関する報告書によると、同国の制限速度は一般の都市部の道路では時速50キロ、住宅地では時速30キロ。 2022年に韓国で起きた交通事故の死者の35％は歩行者で、OECDは加盟国の中で高水準だと報告している。 一方で、韓国の交通事故の死者数は近年は減少していると、この報告書は強調している。 （英語記事　At least nine killed in Seoul as car ploughs into crowd）