竹本信弘さんが死亡 「過激派の教祖」、実刑も
滝田修のペンネームで暴力革命を主張し、「過激派の教祖」とも呼ばれた元京大助手竹本信弘さん(84)が、京都市伏見区の病院で7月14日に死亡したことが14日、関係者への取材で分かった。死因は誤嚥性肺炎。1971年に陸上自衛隊朝霞駐屯地で自衛官が「赤衛軍」を名乗る過激派に襲われ、死亡した事件では、強盗致死のほう助罪などで実刑判決を受けた。 事件は71年8月21日に発生。元日大生らが駐屯地に侵入、自衛官からライフル銃を奪おうとして包丁で胸を刺し死亡させた。 竹本さんは強盗致死罪などで起訴されたが、一審浦和地裁(現さいたま地裁)はほう助罪を適用。竹本さん側は控訴したが、その後取り下げた。