東京メトロ東西線南砂町駅、天井から光 - 新ホーム・改札など公開
南砂町駅は1969(昭和44)年5月の開業から半世紀以上が経過しており、現行の改札はどちらも暗く狭い印象だった。東方面改札(西船橋方)はバリアフリーに対応しているが、西方面改札(中野方)はホームから地上の1番出入口まで階段のみでバリアフリー未対応のため、いまとなっては不便に感じられる。しかし、線路切替工事に伴う駅のレイアウト変更により、これまでのイメージを一新。改札を1カ所に集約するとともに、天井から光が入る明るい空間に生まれ変わる。 レイアウト変更後の出入口は3カ所あり、現在と異なる位置に1番出入口を新設するほか、4・5番出入口が新設される。1番出入口と5番出入口にエレベーター用の出入口も併設。ホームから改札を通って地上までのバリアフリー移動経路が確保されることになる。 なお、地下2階から地下1階への階段・エスカレーター・エレベーターは当面、新設の2番線ホーム(中野方面)からのみ利用可能。1番線ホーム(西船橋方面)から地下1階へ上がる場合は「2番線中野方面行きホームとの連絡通路をご利用ください」と案内している。
第1回の線路切替工事が行われる5月11~12日の2日間、東京メトロ東西線の東陽町~南砂町~西葛西間は終日運休に。東西線は一部区間で運転本数を減らし、中野方面からの列車は東陽町駅、西船橋方面からの列車は葛西駅でそれぞれ折返し運転を行う。西葛西~葛西間でも折返し運転を行うため、葛西駅で西船橋方面の列車へ乗換えが発生する。当日は所要時間の大幅な増大と混雑が予想されるため、東京メトロは「西船橋駅からJR総武線・京葉線」「本八幡駅から都営新宿線」「茅場町駅から東京メトロ日比谷線」など、他の鉄道等を利用した迂回への協力を呼びかけている。
MN 鉄道ニュース編集部