「経済的に厳しい家庭も祭りで飲食を楽しんで」1500円チケット550枚託す 浦添商工会青年部が市に 10月26・27日「てだこまつり」に向け41社協賛
【浦添】26、27の両日開催の「てだこポケットフェスタ~第47回浦添てだこまつり」を子どもたちに広く楽しんでもらおうと、浦添商工会議所青年部(名嘉真秀会長=写真前列左から2人目)は9月26日、青年部のブースで使える食事券「てだこみらいチケット」550枚を市に託した。こども食堂の運営団体など支援施設を通じて配布する。 【写真】困窮世帯の若者に英語学習の機会を提供するプロジェクトへの思いを語るAwichさん 青年部として初の試みで、ひとり親世帯など経済的に厳しい家庭でも祭りで飲食を楽しんでもらおうと企画。約1カ月間で市内企業中心に41社から協賛を得て、1枚1500円相当のチケットが誕生した。 チケットは青年部の出店ブース「こども食堂」で両日とも利用でき、1枚でステーキとミニドリンクに加えて、焼き鳥か焼きそば、「蒸しじゃが」から好きなメニューを一つ選べる。 贈呈式で、名嘉真会長は「地元でたくさんの思い出をつくれば愛着も湧く。20年後、30年後のまちづくりを担う人材になってくれれば」と期待。松本哲治市長は「この新たな試みは本当に素晴らしい考え。子どもたちも大変喜ぶはず」と感謝した。(浦添西原担当・新垣玲央)