首里城火災から5年 連結送水管を使い放水訓練
沖縄テレビ
首里城火災から5年となるのにあわせて首里城公園では31日消火訓練が実施され、新たに整備された連結送水管を使って放水しました。 大城良太キャスター「今回の訓練は5年前と同様、夜間の火災を想定して行われます。」 首里城正殿を覆う素屋根の2階から出火した事を想定した訓練では警備員たちが初期消火に当たり、その後、駆け付けた消防が消火活動を引き継ぎました。 消防は新たに設置された連結送水管を通して城壁の外から水を送り、内側にある放水口にホースをつないで放水する手順を確認しました。 那覇市消防局・上原正彦警防課長「消火設備等を活用して消防計画を見直してしっかりと今後の防災防火に繋げていきたいと改めて思うきょうでした。」 那覇市消防局は正殿再建の進捗に応じた消火訓練を引き続き実施していくことにしています。 会見した玉城知事はスプリンクラーの新設など防火体制の強化のほか、素早い現場対応が可能となるよう国との連携強化を進める考えを示しました。 玉城知事「二度と首里城の火災が発生することがないよう、防火体制をしっかりと取り組む、首里城のまずは正殿の完成を心待ちにしていただきたいというように思います。」 首里城復興を巡って11月2日には琉球国王の跡継ぎとなる王子が住んでいた屋敷、「中城御殿」復元の起工式が予定され、玉城知事は首里城の歴史や文化を学び魅力を発信する拠点にしたいと意気込みました。
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