蛭田みな美の原動力は黄金の同級生「3年間、同じクラスでした。私も負けないように」 2勝目へ首位発進
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス 第1日(31日、新潟・ヨネックスCC=6339ヤード、パー72) ツアー1勝の蛭田みな美(26)=ユアサ商事=が7バーディー、2ボギーの67で回り、首位スタートを切った。福島・学法石川高では「駅伝黄金世代」と呼ばれた1万メートル前日本記録保持者の相沢晃(26)=旭化成=らと同じクラスだった蛭田は、同じ勝負の世界で戦い走り続ける同級生に刺激を受けて2勝目を目指す。穴井詩(36)=ゴルフ5=、森田遥(27)=新英ホールディングス=も首位。 ランク上位選手の不在によって混戦必至の大会で蛭田が好スタートを切った。17番パー4で残り89ヤードの第2打を58度のウェッジでピンそば90センチにつけてバーディーを奪い、首位に並んだ。「今大会にはジュニア時代から出場させてもらっています。スコアを伸ばせて良かった」と笑顔で話した。 学法石川高出身の26歳にとって、常に刺激を与えてくれるアスリートがいる。同高で「駅伝黄金世代」と呼ばれた相沢、阿部弘輝(住友電工)、田母神一喜(IIIF)は同級生。「相沢君と田母神君は3年間、同じクラスでした。彼らは本当にすごいですよね。私も負けないように頑張ります」と前向きに話した。 高校時代の競技実績としては、2年時に日本女子アマを制した蛭田が「駅伝黄金世代」の一歩、先を走っていた。「ガクセキ」のエースであり続けるためにも、昨年7月のCATレディース以来の2勝目を狙う。(竹内 達朗)
報知新聞社