学校でいじめなくすには さいたま市の全市立小中学校の代表集まりサミット 自校の取り組み紹介 他校の取り組みから発見や新しい気付きに
■支える大人の役割 指扇中3年で生徒会長の菅間詩穂さん(14)は他校の取り組みを参考に「優しさの輪がつながっていくことで、ストップいじめの雰囲気が広がると思う。笑顔を増やせるような運動をやりたい」、原山小6年で児童会長を務める門松佳歩さん(12)も「いじめを見たら注意すること。一人一人が自分事としてやってほしいし、自分もしっかりやりたい」と決意を新たにした。 サミットには全体で約700人が参加。大人も、多くの学校の取り組みを知ることで子どもたちのフォローの仕方を改めて学ぶ契機になった。原山小の佐藤美結教諭(25)は「(子どもたちの)こうしたいという思いを、実現に向けて環境を整えたり、より良いアイデアを提案していくことも大切」と力を込めた。