中国人民銀、1年物MLFで9000億元供給 金利2%で変わらず
[北京 25日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は25日、期間1年の中期貸出ファシリティー(MLF)を通じて金融機関に9000億元(1243億ドル)を供給したと発表した。金利は2.00%で前回と変わらなかった。 地方政府が債券発行を拡大する中、中国の銀行システムは年末に向けて流動性圧力の高まりに直面している。 ロイターの予測では11月の発行額は1兆3000億元(1794億ドル)を上回り、月間として1年ぶりの高水準になる見通し。 中信証券はリサーチノートで「リバースレポの満期、債券発行の増加、月末の現金需要の変動により、今週は流動性が幾分圧迫される可能性がある」と指摘した。 中国証券報は25日、流動性圧力を緩和するため、人民銀行が年末に向けて銀行の預金準備率を引き下げる可能性が高まっていると報じた。