ミランで大苦戦もアタランタで開花!デ・ケテラーレ活躍の要因にカペッロ「戦術眼はあるが…」
名将ファビオ・カペッロ氏が13日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組「ラディオ・アンキオ・スポルト」に出演し、アタランタで活躍する逸材シャルレ・デ・ケテラーレらについて語った。 いよいよ決勝!ヨーロッパリーグ日程まとめ ジャン・ピエロ・ガスペリーニ指揮下で8年目のシーズンを送るアタランタは、コッパ・イタリアやヨーロッパリーグ(EL)決勝へ勝ち進むなど躍進を見せ、リーグ戦でも12日のローマとの上位争いを2-1で制するなど好調を維持している。そんなベルガモのチームについて、名将カペッロ氏が見解を示した。77歳のイタリア人指揮官は、ミランやウェストハムで沈黙したデ・ケテラーレとジャンルカ・スカマッカの才能を開花させた功績を称えた。 「昨日の試合は熱狂的だったね。アタランタは、最高レベルへと引き上げられたガスペリーニのカルチョ哲学を体現し、唯一無二のカルチョを披露している。ガスペリーニには難しい課題を完結したという功績がある。すなわち、偉大な才能を持つデ・ケテラーレとスカマッカを再生し、再び躍動させたことだ」 カペッロ氏は、2022年夏のミランの補強の目玉でありながらわずか1年でミラノを離れ、アタランタに新天地を求めたデ・ケテラーレについて分析。ミランで活躍できなかった要因として、「ガスペリーニは彼の適正ポジションを見つけた。デ・ケテラーレにはスピードと偉大な戦術眼がある。ところが、ミランでは恐る恐る表現していたため、その才能が全く見られなかったのだろう」との考えを明かした。 さらにカペッロ氏は、快進撃を続けるアタランタを称賛。「プレーのスピードには驚いたよ。3日ごとに試合をしているにもかかわらず、全員が参加して走り、戻って守備をしてサポートし合っている。アタランタはイタリア杯とELで共に優勝できる可能性が50%ある」と語った。