【年内決定へ】日本平久能山スマートIC周辺誘致の商業施設…市長「これまでにない魅力ある施設に」(静岡市)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
静岡市の難波市長は、11日の定例会見で東名高速・日本平久能山スマートインターチェンジ周辺に誘致する商業施設について、これまでにない魅力のある施設にしたいと述べました。 駿河区の東名静岡・日本平久能山スマートインターチェンジ周辺の宮川・水上地区を巡っては、静岡市はこれまでに、「広域交流ゾーン」と位置づけたおよそ32ヘクタールに、大規模商業施設の誘致を進めています。 この地区は、中心市街地への影響を考慮し、商業施設の売り場面積は最大8000平方メートルに制限していましたが、静岡市は、9日に開いた審議会で、売り場面積の上限を現在の1.5倍となる1万2000平方メートルに引き上げる案を示しました。これについて難波市長は、11日の会見で、静岡市の魅力高めるため新しい形態の商業施設にしたいと述べました。 (静岡市 難波市長) 「宮川・水上地区は東名スマートインターに直結して、そして広大な用地がある、静岡市にとっては大きな財産、この用地を有効活用するのは静岡市にとって非常に大事」「静岡市は商業都市でもありますから、すでに中心市街地もあり、郊外にいくつかの大規模店舗もありますので」「今までとは別の形態の商業集積が必要と思っています」 静岡市は今後、市民の意見を集約するためにパブリックコメントを実施し、年内には最終決定する方針です。 一方、2023年1月、総事業費 約62億円をかけオープンした「静岡市歴史博物館」の2023年度の入館者数が約28万4000万人にとどまり、見込んでいた50万人を大きく下回った件についても報道陣から問われました。 (静岡市 難波市長) 「下回ったのは大変申し訳ないと思っていますが、もともとの設定が適切ではなかったと思います」「博物館というのは有料で、沢山、人が来るところではない。博物館というのは基本的には学習的な要素が非常に高い」「50万人も来るような観光施設ではない」 静岡市によりますと、目標入館者数50万人の設定については、「建設中に不確定要素が多い中で設定したため、差が出てしまった」ということです。また、2024年度の目標入館者数は実績値を、実績値を元に、18万7000人を設定していて、9月末までの入館者は9万7000人となっています。難波市長は、今後、他県の博物館の状況などを見ながら、現実的な目標を立てたいと述べました。