ジャンポケ斉藤の騒動で業界に伝わる違和感…「番組側も無関係ではない」の声も
不起訴になったとしても今後の活動はかなり厳しい
斉藤は昨年8月、写真誌「FRIDAY」に、福岡のキャバクラ勤務女性との不倫関係を報じられ、その2週間後、元グラビアアイドルにキスやハグを迫っていたことも報じられた。 この元アイドルは、斉藤からベッドしかない狭い部屋に呼ばれ、「ダメです」と断っても、止まらずにキスされ、現場マンションから逃げ出したという話をしていた。 斉藤は同誌の直撃に「無理やりみたいなことは絶対してないです」と回答していたが、この不倫・セクハラ騒動から約1年後に、今回のことがあり、またも女性を不快にさせる事態を起こしてしまった。 お笑い芸人としてはコミカルなボケキャラによるコントが人気で、ファンも多かった。イジメられていた過去について明かし、同じ境遇の人に向けてやさしいメッセージを送るなどして、一時は好感度も高かった。 しかし今回、刑事事件となってしまっては、芸能活動の前途はさすがに厳しくなる。 前出プロデューサーは「もし不起訴になったとしても、ロケバスでやらかしたという見境のない行為が事実なら、僕はそんなタレント、怖くて使えない。女性共演者が被害者なんて、自分が担当者ならこんなにつらい話もない」と言っている。 事件がどう扱われるかは検察などの動きを待つしかないが、仕事中のロケバスで一体、何があったのかは今後も注目していきたい。 また、一部のメディアが斉藤を「斉藤メンバー」と記述をしているのも不可解だが、これは起訴の見込みが高くないときなどに、所属事務所や関係者が記述の配慮をメディア側に要望し、それに応じたメディアが大手事務所に忖度することがある変な風潮だ。 もっとも斉藤が所属していた吉本興業は7日、斉藤との契約解除を発表。こうなると、今後「メンバー」記述の配慮はなくなるかもしれない。
片岡 亮(フリージャーナリスト)