【マレーシア】24年の新規上場は55社、過去19年間で最多
マレーシア証券取引所(ブルサ・マレーシア)は20日、2024年に新規上場した企業は55社だったと発表した。昨年の32社から72%増加し、19年ぶりの高水準に達した。 上場の内訳は、メイン市場が11社、新興企業向け市場エース(ACE)が40社、中小企業向け市場「主要起業家促進プラットフォーム(LEAP)」が4社。それぞれ昨年の7社、24社、1社を大きく上回った。 新規株式公開(IPO)での調達額は前年比107%増の総額74億2,000万リンギ(約2,590億円)。これら新規上場企業の上場時の時価総額は、前年比130%増の313億7,000万リンギだった。 上場時の時価総額が最も大きかった銘柄は、ミニマート(小型のスーパーマーケット)チェーン「99スピードマート」を運営する99スピードマート・リテール・ホールディングス(9月上場)で、138億6,000万リンギだった。2位に付けたジョホール州のパーム油・パーム核製造会社ジョホール・プランテーションズ・グループ(JPG、7月上場)の21億リンギを大きく引き離した。 ブルサによると、24年の上場件数、IPOでの調達額は、12月20日時点で東南アジア諸国連合(ASEAN)の証取の中でトップという。