バドミントンの国際大会『熊本マスターズジャパン』が１２日、熊本市で開幕しました。予選と１回戦が行われ、パリオリンピックで銅メダルに輝いた再春館製薬所の志田・松山ペアが登場しました。 【後藤 祐太アナウンサー】 「世界中を転戦するワールドツアーの一つ、熊本マスターズジャパンが今年もいよいよ開幕。平日にもかかわらず、多くの人が観戦に訪れています」 世界各国からトッププレーヤーが参戦する中、パリオリンピック銅メダリストの志田 千陽・松山 奈未ペアが登場しました。 【女子ダブルス１回戦 志田 千陽・松山 奈未　ＶＳ　ラマダンティ・マヤサリ（インドネシア）】 世界ランク４位で第３シードのシダマツペアは第１ゲーム、要所でミスが響き、落としたものの、第２ゲーム以降本来のスピード感あふれるラリーから松山のスマッシュ。 さらに志田もコートを動き回り、見事なショットを繰り出します。 去年は初戦敗退と悔しさを味わった２人でしたが、今回、オリンピック銅メダリストとして凱旋。 見事に主導権を引き戻し、第２、第３ゲームを連取。逆転で勝利し、見事、熊本マスターズ初勝利を上げました。 【志田 千陽 選手】 「苦しみましたけど、最後勝ちを持ってこられたのは、しっかり準備ができていたからなのかなと思ってます。学生がすごく応援してくれて、すごくうれしかったですし、応援に応えたいという気持ちが苦しい場面で背中を押してくれたので、すごくうれしかったです」 【松山 奈未 選手】 「まず１回戦を突破出来て、去年を一つ越えられたのでよかったです。たくさんの人に試合を観てもらえる機会なので、自分たちの最高のプレーを観ていただきたいので、自分たち自身も頑張りたいと思います」 熊本県勢では、ほかに再春館製薬所の廣上・加藤ペアと明地陽菜（あけち・ひな）選手、八代東高校出身の霜上雄一（しもがみ・ゆういち）選手のペアがそれぞれ勝利しています。