「目標は世界一周」のIMALUがバングラデシュの女性から学んだ「新しい価値観」
2022年8月、東京と奄美大島の二拠点生活をスタートしたタレントのIMALUさん。コロナ禍でリモートワークが進み、サラリーマンであっても勤務地に縛られずに住みたい場所に住むことが夢ではなくなってきた昨今。実際に都会から拠点を移したIMALUさんの離島ライフを、ご本人に綴っていただきます。(以下、IMALUさんによる寄稿です。毎月1回更新予定) 【写真】IMALUが見惚れたバングラデシュのカッコいい女性のおしゃれ
初めての国、初めての大怪我。初めてづくしの4月
やっと5月……。4月は海外ロケで初めてバングラデシュに行き、屋台飯でお腹を壊し、その後は手を怪我するという予想できない出来事が続き、とても刺激的な1ヵ月となりました。怪我は少しずつ良くなっていますが、人生で一度も大きな怪我や入院をしたことがなかった私にとって、こんなに毎日包帯を巻くのは初めての経験。消毒などの処置をしてくれる看護士さんはもちろんのこと、スタバでお財布からカードを出そうとモゴモゴしてる私に「お手伝いしましょうか?」と声をかけてくれる店員のお姉さんや、薬局で「どうしたの? 大丈夫?」と声をかけてくれるレジのおばちゃんなど、毎日人の優しさを感じております。包帯をしていると周りが親切にしてくれるが嬉しくて、長袖を着ているとつい少しだけ袖を上げ包帯が見えるように怪我人アピールをしてしまう……。甘ったれの子供に戻ったような気持ちです。 わずか数週間の間に初めての国と初めての大怪我を経験し、やっと奄美に戻った時はホッと一安心。いつもより少しだけ長めの出張帰りで会えたバルーは白い毛の部分が少し茶色くなっており、爪もいつもより伸びていました。シャンプーに連れて行くのはいつも私の係なので、気づかないうちに少しワイルドなコーギーに……。おそらくお外で沢山遊んでもらっていたのでしょう。 「目標は世界一周!」の私にとって初めての国バングラデシュに行けたことは、本当に嬉しい経験でした。バングラデシュはインドとミャンマーの間にある国で、日本の約4割という大きさにも関わらず、人口は日本より多く約1億7千万人。渋谷のスクランブル交差点なんて可愛いと思うぐらい、街で見る人の多さにまずビックリ。更にはイスラム教の人口が多い場所に行くのも初めてだったので、色々と興味深い経験になりました。とにかくどこに行っても、どこを見渡しても、男性、男性、男性! 一つの場所にあんな大人数の男性が集まっているのを見るのは初めてのことです(笑)。 観光客も少なく(人が多すぎて見つけられないのかも)日本人がいるのは非常に珍しいようで、街を歩いていると日本人というだけで「写真撮って!」とよく言われます。コーディネーターさん曰く、「バングラデシュが独立した後、日本はいち早く国家承認をした」という理由もあり、日本人を好きな人が多いのだとか。バングラデシュの電車にも日本が大きく関わったようで、日本人の私が知らなかったバングラデシュとの繋がりを知ることができました。