4KテレビはminiLEDによる明るい大画面×高コスパ!最新の65V型ハイセンス「65U8K」は画面の明るさだけじゃない多機能ぶりだった
Dolby Atmos対応、ゲーミングメニューも
リビング設置だと、複数人で見たり、キッチンからテレビを斜め見するようなシチェーションもあるので視野角も気になるところ。ハイセンス「65U8K」はADSパネル搭載なので視野角は広め。明るいリビングで見る限りには問題にならないですね。 テレビとなると内蔵スピーカーのサウンドも気になるところ。内蔵スピーカーこそ一般的な2.1ch仕様ですが、重低音のパワーがしっかり出るのでテレビ内蔵スピーカーとしては実力十分。Dolby Atmos対応なので、迫力や臨場感もスペック上に再現してくれますよ。 ハイセンスは海外ブランドということもあり、「日本のテレビ放送対応は大丈夫!?」 と心配する人もいるかもしれません。これも心配ご無用です。放送対応は地デジ/BS/CSが3チューナーで4K放送が2チューナー対応。エンジンをレグザと共同開発しているだけあって、番組表の操作性はレグザとソックリ。外付けUSB HDDによる番組録画にも対応しています。ただし、レグザの機能が丸ごと移植されている訳ではなく、自動録画やクラウド連動の機能はなく、あくまで基本操作を押さえているのみ。録画重視派にはレグザという棲み分けをしているのかもしれませんね。 そしてネット対応機能は、“VIDDA”というプラットフォームで実装されています。自分でアプリを追加できるストア機能はありませんが、出荷時の状態で19サービスに対応していて、発売後のアップデートで20サービスに増加予定。YouTube、Netflix、PrimeVideo、さらには今どきテレビでも必須のTVerやAbemaTV、DAZN、Hulu、Disney+までカバーしています。それにYouTubeの動画ならスマホアプリから飛ばして表示できるし、AirPlay2対応なのでiPhoneの画面もミラーリング可能。なお、AndroidやWindowsPCからはAnyViewという機能で対応しています(実際の対応はスマホやPC側に依存します)。 またゲーマー向けには144Hz入力対応の“ゲームモードPro”に新搭載のゲーミングメニュー、VRR/ALLM対応、さらにPCゲーマーにはAMD FreeSync Premiumによるカクつかない映像表示にも対応しています。
まとめ
画面の明るさだけじゃなく、視野角も十分。機能もネット動画から録画まで全方位に手堅くカバーしています。ここまで充実していると、格安ブランドに分類するべきではないことがわかります。2024年5月発売で実勢価格19万円程度ですが、国内メーカーの同価格帯と比べてみると「ハイセンスはコスパ最強」と言われる理由がよくわかります。
<取材・文/折原一也>