「考えるな、感じろ!」名ゼリフや迫力満点のアクションシーンがさく裂、ブルース・リー映画6作品を6夜連続放送
BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、「炸裂!6夜連続 ブルース・リー・スペシャル」と題して、7月1日(月)~7月6日(土)にブルース・リー出演映画を連日で放送する。本記事では、今回放送される全6作品のラインナップと共に、各作品のあらすじや見どころについて紹介していく。 【写真】「ドラゴン危機一発」で空手技を繰り出すブルース・リー“チェン” ■武術に魅せられたブルース・リーが活躍する映画ラインナップ “無敵”を誇る強さで多くの人を虜にし、1970年代に一躍カンフー映画ブームを巻き起こした映画スター、ブルース・リー。響く怪鳥音に唸るヌンチャク、スピーディーで躍動感のあるカンフーアクション、「考えるな、感じろ!」という名ゼリフなど、劇中で数々の伝説を残してきた。 そして今回、BS松竹東急で放送される6作品は、ブルース・リーを有名にした「ドラゴン危機一発」「ドラゴン怒りの鉄拳」のほか、ローマのコロッセオを舞台に格闘シーンを繰り広げる「ドラゴンへの道」、ブルース・リーの葬儀シーンが使用された遺作「死亡遊戯」、そして死後の秘蔵映像で製作された「死亡の塔」、そして日本でも高い人気を誇る「燃えよドラゴン」だ。 ■カンフー映画ブームの火付け役となった「ドラゴン危機一発」 7月1日(月)夜8時からは「ドラゴン危機一発」を放送。ある日、青年・チェン(ブルース・リー)がタイの製氷工場で働く親戚を頼って香港からやって来るのだが、実はその会社は裏で麻薬の密売をしており、秘密を知った仲間は次々と殺されていく…。これに怒りを爆発させたチェンは、母親と交わした“喧嘩をしない”という約束を破ってまで、仲間の復讐のために単身で社長たちに戦いを挑む――。 “カンフー映画ブームの火付け役”とも言える本作。ブルース・リー本人の軽々とした身のこなしはもちろん、仲間を大切に思うからこその一挙手一投足に心奪われる内容となっている。 そして7月2日(火)夜8時からは「ドラゴン怒りの鉄拳」を放送。師匠が急死したと聞き、上海に帰郷したチェン(ブルース・リー)。日本人武道家が師匠の葬儀を妨害したことで怒りを覚えたチェンは、彼らの道場に乗り込み叩きのめす。しかし日本人武道家は警察をバックにつけており、報復として師匠の道場の乗っ取りを企てる。チェンは師匠の敵を討つため、日本人武道家に戦いを挑む――。 本作は、ブルース・リーの人気を確固たるものとした傑作として評価されている。中でも、彼のトレードマークであるヌンチャクを使用したアクションシーンは見どころで、怒りに燃えたチェンのヌンチャク捌きは迫力満点だ。 ■ジークンドーの精神を映像化した「ドラゴンへの道」 7月3日(水)夜8時からは、ブルース・リーが初めて監督、脚本、製作、音楽監督、武術指導に挑んだ主演映画「ドラゴンへの道」を放送。 主人公のトン・ロン(ブルース・リー)は、マフィアに立ち退きを迫られている中華料理店の娘・チャン(ノラ・ミャオ)を助けるために、イタリアのローマへ訪れる。そして脅迫してくるゴロツキたちをカンフーで撃退したロンは、その後店の若者たちと団結し、彼らとマフィアへ立ち向かうことになる――。 ブルース・リー必殺の“ダブル・ヌンチャク”の登場や、彼が考案した格闘芸術・ジークンドーの基本的な精神を映像化したということもあり、“ブルース・リーイズム”を感じられる一作となっている。 7月4日(木)夜8時からは「死亡遊戯」を放送。人気絶頂である映画スターのビリー(ブルース・リー)は、国際犯罪組織のボス、ドクター・ランド(ディーン・ジャガー)から自分の傘下に入らないかと迫られ断り続けていた。そこで痺れを切らしたランドは、ビリーの恋人にも魔の手を伸ばし始める。さらにランドが送り込んだ刺客によって、ビリーは重傷を負ってしまう。そんな中、彼は“自らの死を偽装”することに。こうして影の存在となったビリーは、復讐の機会をうかがうのだが――。 本作は、ハリウッドとの合作である「燃えよドラゴン」の撮影により一時中断され、その後ブルース・リーの急死で未完となった。しかしそれから約5年後、ロバート・クローズ監督をはじめとする最高のスタッフたちが結集し、幻の遺作が完成。クライマックスで描かれる死闘の連続は、本作最大の見どころと言えるだろう。 ■殺された妹への復讐に燃える…ブルース・リーの代表作「燃えよドラゴン」 7月5日(金)夜8時からは「死亡の塔」を放送。カンフーの達人・ビリー(ブルース・リー)は、怪死した親友の武道家、チン・クー(ウォン・チェンリー)の身辺を探る中で急死してしまう…。そこでビリーの弟・ボビー(タン・ロン)は、兄の死の真相を確かめるために日本へ向かう。そして、巨大な地下秘密基地である“死亡の塔”に行きつき、潜入を試みるのだが――。 本作は、生前のブルース・リーが構想した企画であり、没後に「燃えよドラゴン」のNGシーンやブルース・リー本人の葬儀の映像などを盛り込んで映像化された。そのため公開当時は、“ブルース・リーの没後もなお、彼の雄姿が見られる”と、多くのファンに感動を届けた。 7月6日(土)夜9時からは、ブルース・リーとカンフーが一躍世界に羽ばたいた超傑作「燃えよドラゴン」が放送される。少林寺武術の達人であるリー(ブルース・リー)は、少林寺を破門になったハン(シー・キエン)が主催する武術トーナメントに参加する。しかし真の目的は、犯罪行為の疑いがあるハンの島の内偵と、殺された妹の復讐だった――。 本作は、「Don't think.Feel!(考えるな、感じろ!)」という名ゼリフが登場するブルース・リーの代表作。クライマックスでの大乱闘シーンをはじめ、集団での迫力満点のアクションシーンや、有名な“鏡の間”のギミックが登場するシーンなど、見どころ満載の名作として語り継がれている。