【ヤクルト】高津臣吾監督「大きな代償…よく走った」左肩負傷の並木秀尊の二盗たたえる
◆JERAセ・リーグ DeNA3―5ヤクルト(3日・横浜) ヤクルトは山野太一投手が初回に牧に3ランを浴びてビハインドを背負うも、執念の逆転勝ちを果たし、5位タイとなった。高津臣吾監督は「初回はどうなることかと思ったけど、ほとんど芯で捉えられて一発で3点取られたわけですから。ちょっとバタバタした立ち上がりでしたけど、2回以降はほぼ完璧じゃないですか? 緩急を使えたし、横から見ていても球が低かった。粘ったいいピッチングだった」と先発の粘りを称賛した。 【写真】負傷交代する並木 並木のアクシデントにナインが奮い立った。3―3の9回2死から宮本の一塁代走で起用されると、村上の3球目にスタートを切った。快足を飛ばして二塁をにスライディングした際に左手首を強く地面に突いたことで左肩を痛めたと見られ、苦悶(くもん)の表情を浮かべながらベンチへ下がった。 続く村上が四球で一、二塁とし、サンタナが森原から右翼線二塁打を放ち、二者が生還。2点を勝ち越しけりをつけた。 並木の故障について高津監督は「多分、脱臼かな」と説明。「大きなけがなのでチームにとって誰がけがしてもショック。大きな代償になった。彼のストロングポイントなのでよく走った」と“勝利の立役者”をたたえた。
報知新聞社