北区岩淵町で体験型防災イベント 地元に伝わるかっぱ伝説生かして企画
「いわぶちまち防災オープンDAY」が12月14日、岩淵小学校(北区岩淵町)を本部として、岩淵町内で開催される。主催は岩淵まちづくり協議会。(赤羽経済新聞) 【写真】スタンプラリーの景品となる備蓄用クラッカーを作る岩淵小学校の児童たち 同イベントは、マンホールトイレなどを備えた防災広場としてリニューアルされた岩淵かっぱ広場(岩淵町)が完成した2024年3月に1回目を行った体験型の防災イベント。 2回目となる今回は、同校の校庭と体育館、同広場、八雲神社(岩淵町)、大満寺の駐車場(岩淵町)の5カ所のチェックポイントで、煙体験や避難時に利用できるペットボトルのランタン作り、紙食器作りから体験する非常食の試食などの防災体験を行い、かっぱのスタンプを4つ以上集めると、本部となっている同校で備蓄用のクラッカーをもらうことができる仕組み。 荒川沿いにある岩淵町では、かっぱを助けたことで水害に遭わなくなったという伝説が残っており、同イベントのスタンプラリーもかっぱを助けるストーリーになっているという。 同協議会メンバーの織戸龍也さんは「自分も含めて岩淵町で暮らす人たちは、水害に対する意識を持っている人は多いと思うが、地震や火災などの他の災害に対する備えや避難経路などは、災害や状況、地域によって対応が異なるといることは、街全体には浸透していないと感じている。協議会では、日常のものが災害時にも役立つというフェーズフリーの考えで今回のようなイベントや取り組みを考えているので、これを機会に町内のみんなで街のことを考えるきっかけになれば」と参加を呼びかける。 開催時間は11時~15時。
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