今永昇太、ナ東首位フィリーズ相手に10度目クオリティースタート「よく3点で収まった」…一問一答
◆米大リーグ カブス3―5フィリーズ(3日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド) カブスの今永昇太投手が6回を投げて2本塁打を含む6安打3失点。今季10度目のクオリティースタートを達成した。2―3で6回を投げて降板後、味方が7回に同点に追いつき、勝敗はつかなかった。試合は3―5で敗れた。 ―登板を振り返って。 「ラインナップをみれば、素晴らしい選手がそろっている。無駄なことを考えず、ベストパフォーマンスを出せるようにと思っていた。ハードヒットも多かったし、よく3点で収まったなと思う。6、7点取られてもおかしくない展開だった。ギリギリのところだった」 ―ウィーラーと互角に投げあったが、相手投手から感じたことは。 「僕とは正反対のピッチングだと思った。コントロールミスしない。苦しい場面でも当たり前のように抑えていた。僕が足りないものをたくさん持っている凄(すご)い投手だと感じた」 ―カットボールを使った。 「いい球も悪い球もあった。これから、実戦を積んでいくボール。ブルペンで良くても自己満足に過ぎない。きょうはカットボールはボール球にするという決め事が出来なかった」 ―ここまで順調だが、自分ではどう感じているか。 「答えを2つ持つようにしている。1つは客観的に見た自分。実力からすれば、良くやったと言ってくれる人もいる。もう1つの答えは、そうは思いたくない。まだ自分はできるんだと思いたい。そこそこ出来たという意見と、こんなもんじゃないという意見があります」 ―チームがナ・リーグ中地区最下位と苦しい。 「相手がいることなので、自分たちの100%が通じないことも、そうでなくても勝てることもある。全て含めてこれも野球なので。今はうまくかみ合っていないけれど、皆の努力をみていれば、必ずかみ合うと思います」 ―球宴選出の最終段階。 「それを判断するのは自分じゃないので。できれば、もっと内容のいい登板であればよかったが、あまり考えていません」
報知新聞社