<センバツ2022・ともに咲く>選手紹介 広島商・伊藤祐輔投手/広陵・西凌矢外野手 /広島
第94回選抜高校野球大会で、広陵と広島商がベンチ入りメンバーの変更を届け出た。新たに登録された選手を紹介する。【根本佳奈、池田一生】 ◇強気に内攻める左腕 広島商 伊藤祐輔(いとう・ゆうすけ)投手(3年) スリークオーターから直球やスライダー、カーブを繰り出す左腕。インコースを突く攻めの投球が持ち味だ。グラブには「強気」と刺しゅうしている。 昨秋の大会は不調でベンチから外れたが、冬に自分の投球を取り戻した。双子の弟大輔捕手と共にメンバー入りし「お互いチームのために、最大限の力を出したい」と意気込む。 ◇強肩自慢、打撃に勢い 広陵 西凌矢(にし・りょうや)外野手(3年) 肩の強さと思い切りの良い打撃が武器。昨秋の県大会準々決勝・盈進戦の九回に代打で出場し、右前打を放って走者を進め、逆転勝利に貢献した。 3月の練習試合では、本塁打を2本放つなど勢いに乗る。兄の阪神・西純矢投手に電話でメンバー入りを伝えると「頑張れよ」と背中を押され、一段と気合が入った。