「特別調査班のヤマグチ」名乗る電話 男性(90代)が900万円だまし取られる
鹿児島読売テレビ
10月下旬、県内の男性(90代)が「特別調査班のヤマグチ」を名乗る男からのうそ電話詐欺で現金約900万円をだまし取られていたことがわかりました。 一方、スマートフォンのメッセージから女性(20代)がだまされる被害も起きています。 うそ電話詐欺の被害に遭ったのは県内に住む男性(90代)です。県警によりますと10月下旬、男性の自宅の固定電話に「特別調査班のヤマグチ」と名乗る男からこんな電話があったといいます。 (特別調査班のヤマグチと名乗る男) 「あなたのカードで1億円が引き出されている。預金の特別調査で調べる必要がある」 その後、検事を名乗る女から「特殊詐欺の関係で警察と捜査をしている」などと言われた男性はその話を信用。指示された東京都内の住所に2回、現金約900万円を送りだまし取られたということです。 県警は、「警察官や検察官が現金の振り込みや送金を指示することは絶対にない」と注意を呼び掛けています。 一方、スマートフォンのショートメッセージで送られた儲け話を信じ、女性(20代)が被害に遭った事件も公表されました。 県警は、「高額当選」や「お金を支援します」といったメッセージは詐欺の恐れがあるため、警察や家族に相談してほしいとしています。 県内では2024年9月末までにうそ電話詐欺が125件確認されていて、被害額は約2億3300万円。SNS型の投資詐欺やロマンス詐欺は135件で被害額は約11億8300万円に上っています。