“無冠の帝王”ケイン、EURO、CL、国内カップなど決勝で6連敗…「400ゴール以上を決めていながら、優勝トロフィーを手にしていない」と各国メディア【EURO2024】
現地7月14日にEURO2024決勝がドイツのベルリンで開催され、前回大会で準優勝のイングランドがスペインに1ー2で敗れ、またしても優勝はならなかった。 【動画】EURO2024の決勝、スペインとイングランドの激闘をチェック! 1点ビハインドの73分に、途中出場のコール・パーマーが左足を振り抜いて同点ゴール。試合を振り出しに戻しながら、終盤の86分にミケル・オジャルサバルに決勝弾を許してしまったイングランドは、前回大会に続いて優勝を逃してしまった。 そんななか注目を浴びているのが、イングランドのキャプテン、ハリー・ケインだ。プレミアリーグのトッテナム時代に3回の得点王に輝き、2018年のロシア・ワールドカップでも6得点でゴールデンブーツ賞を受賞。移籍したブンデスリーガのバイエルンでも1年目ながらトップスコアラーに輝きながら、キャリアを通じて優勝の経験がないのだ。 米メディア『EssentiallySports』はEURO2024の決勝を報じた記事で、EUROでも2大会連続準優勝のケインに着目。「残念ながら、またしてもイングランドは優勝できなかった。そしてケインにとっては大きな意味がある。これまでのキャリアで6回続けて決勝で敗れているのだ」と、希代のストライカー、ケインの“無冠の帝王”ぶりを伝えた。 また、伊紙「Gazzetta dello Sport」も同様の記事を出しており、「ケインの呪い。公式戦で400ゴール以上を決めていながら、まだひとつのトロフィーも手にしていない。EURO2024決勝ではゴールを挙げられずに61分に途中交代。ゴールが必要な終盤にゲームから外された」と報じている。 さらに、優勝まであと一歩と迫りながら敗れてしまった、過去6試合を記載。「EURO2024、23年8月のドイツ・スーパーカップ、EURO2020、20ー21シーズンのカラバオカップ、18ー19シーズンのチャンピオンズリーグ、14ー15シーズンのリーグカップ」と過去を振り返って、「個人賞は何度も受賞しているが、チームとしての優勝は逃し続けている」とまとめている。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- 「ヨーロッパが真っ赤に染まった」世界の13メディアは、スペインの4度目Vと2大会連続準優勝のイングランドをどう報じたのか「苦しみのなかにいる」【EURO204】
- メッシの10倍! ロナウドの2倍! レジェンドをも凌駕した“天才少年”ヤマルの年齢に見合わぬパフォーマンスを各国メディアが改めて絶賛!
- イングランドをファイナルの舞台に導いた殊勲のワトキンス、「あれほど完璧なシュートを撃ったことはない」と自画自賛!
- 「呪いが解かれた」イングランド、歴史的に苦手とするPK戦を制して4強入り!「技術的に完璧」との選手への称賛とともに指揮官の周到な準備にも賛辞
- イングランドをファイナルの舞台に導いた殊勲のワトキンス、「あれほど完璧なシュートを撃ったことはない」と自画自賛!